海外旅行の英語のうち、ホテルは「必ず出題される」場面です。着いた日にチェックインし、滞在中はエアコンやお湯やWi-Fiがいつ壊れてもおかしくなく、帰る日にはチェックアウトと荷物の預かりがあります。
そしてここは、直訳が最も出やすい場所でもあります。日本語の「部屋をお願いします」「開けてもらえますか」をそのまま英語にすると、丁寧のつもりが指示に聞こえるのです。
以下16の言い方を、滞在の流れに沿って並べました。
予約と到着
- ✗ I want a room for tonight. → ✓ Do you have any rooms available tonight? —— サービスの場面で I want は硬すぎます。まず「空きがあるか」を聞くのが定型です。
- ✗ I want to live in your hotel for three nights. → ✓ I'd like to stay for three nights. —— live は「住む」。ホテルの滞在は stay です。
- ✗ I booked a room on the name of Sato. → ✓ I have a reservation under the name Sato. —— 予約名を伝えるときの前置詞は under で固定です。
- ✗ Can you open the room for me? → ✓ Could I check in, please? —— open the room は「ドアを開けて」と受け取られます。手続きは check in。
- ✗ My room is not good, change one. → ✓ Would it be possible to switch rooms? —— 部屋替えは switch rooms。命令形にすると角が立ちます。
部屋タイプ・朝食・デポジット
- ✗ I want a double bed room. → ✓ I'd like a room with a queen/king bed. —— 英語圏の部屋タイプはベッドのサイズで言います。
- ✗ Is the room contain breakfast? → ✓ Does the rate include breakfast? —— 朝食込みかどうかは include。主語は料金(rate)です。
- ✗ How much is the deposit money? → ✓ How much is the deposit? —— deposit だけで保証金の意味になります。
- ✗ Can I use card? → ✓ Do you take cards? —— カードが使えるかは「店が受け取るか」で聞きます。
部屋の不具合を伝える
- ✗ The air conditioner is broken down. → ✓ The AC isn't working. —— 日常会話では isn't working。broken down は主に車に使います。
- ✗ There is no hot water, come to fix it now. → ✓ There's no hot water in my room — could someone take a look? —— 前半は問題なく、後半の命令形だけが失礼にしています。could someone を足すだけで印象が変わります。
- ✗ Open the light, please. → ✓ Could you turn on the light? —— 電気をつけるのは turn on。open は使いません。
- ✗ Please clean my room at 10. → ✓ Could you have housekeeping come by around 10? —— 客室清掃は housekeeping。この一語で慣れている人に聞こえます。
チェックアウトと荷物
- ✗ I want to return the room. → ✓ I'd like to check out. —— 「部屋を返す」ではなく check out。
- ✗ Can I put my luggage here until 6? → ✓ Could you hold my bags until 6? —— 荷物預かりは hold(または store)my bags。
- ✗ Can I check out late? → ✓ Is late check-out possible? —— レイトチェックアウトは名詞句でそのまま通じます。
共通の解き方:3つの型に入れるだけ
見返すと、上の間違いの半分は単語ではなく文の形の問題です。日本語では丁寧な「〜してください」が、英語の命令形になると指示になってしまう。
ホテルで使える型は3つだけです。
- Could I …?(自分がすること):Could I check in / check out?
- Could you …?(相手にしてもらうこと):Could you turn on the light / hold my bags?
- Is it possible to …?(断られるかもしれないこと):Is it possible to switch rooms?
言いたい日本語をこの3つの型に入れる。100のフレーズを覚えるより確実です。丁寧さの型そのものは 丁寧なつもりで失礼になる英語10選 にまとめてあります。
口から出る形にしておく
この種の文の特徴は、使う瞬間にスマホを見る時間がないことです。フロントの人が待っている前で組み立てるのは間に合いません。
出発前にやる価値があるのは、この旅で必ず使う3文(チェックイン、お湯が出ない、荷物預かり)を実際に声に出すこと。各3回、考えずに出てくるまで。
MirrorSay(ミラーセイ) はそれを1動作にします。自分の言い方で1文言う(「18時まで荷物を預かってほしい」)→ ネイティブの言い方が出て読み上げられる → シャドーイング → 単語ごとにリズムを比較。教科書の例文ではなく、その旅で本当に言う文を練習できます。
同じ旅の他の場面:海外旅行の英語フレーズ14選、海外のチップ文化と英語、海外で病院にかかる英語。
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