カタカナ語は英語の顔をしていますが、その多くは日本の外では通じません。「コンセントはどこですか?」のつもりで Where is the consent? と言うと、「同意はどこにありますか?」という謎の質問になります。単語を知らないのではなく、知っている単語が英語ではなかった——和製英語のやっかいさはここにあります。
この記事では、ミラーセイのユーザーの練習記録に実際によく出てくる和製英語を21例選び、「✗ 通じない言い方 → ✓ ネイティブの言い方」の形で一覧にしました。心当たりのある例を見つけたら、✓ の文をその場で声に出して3回読んでみてください。読むだけの一覧より、はるかに残ります。
家とオフィスでうっかり出る和製英語
- ✗ Where is the consent? → ✓ Where's the power outlet? —— 英語の consent は「同意」の意味。電源の差し込み口はアメリカでは outlet、イギリスでは socket と言います。
- ✗ Do you have a hotchkiss? → ✓ Do you have a stapler? —— ホチキスは考案者の名前に由来する日本だけの呼び方で、英語では stapler です。
- ✗ Can I use your sharp pencil? → ✓ Can I borrow your mechanical pencil? —— シャーペンをそのまま英語にすると「鋭い鉛筆」。正しくは mechanical pencil です。
- ✗ Can you turn on the cooler? → ✓ Can you turn on the AC? —— 英語の cooler はクーラーボックスのこと。冷房は AC や air conditioner と言います。
- ✗ We reformed our kitchen last month. → ✓ We renovated our kitchen last month. —— reform は制度や組織の「改革」に使う単語で、家の改装は renovate です。
- ✗ I saw the news on SNS this morning. → ✓ I saw the news on social media. —— SNS という略語は英語圏ではほとんど通じません。social media が定番です。
- ✗ I bought a new note PC yesterday. → ✓ I bought a new laptop yesterday. —— ノートPCは和製英語で、英語では laptop と言います。
職場で使いがちな和製英語
- ✗ I got a claim from a customer today. → ✓ I got a complaint from a customer. —— 英語の claim は「主張・請求」の意味。お客様からの苦情は complaint です。
- ✗ I have to do overwork today. → ✓ I have to work overtime today. —— overwork は「働きすぎで疲弊する」というニュアンスの別の単語。残業は work overtime です。
- ✗ I want to skill up my English. → ✓ I want to improve my English skills. —— skill up は和製英語で、improve my skills が自然な言い方です。
- ✗ She is an OL at a bank. → ✓ She works at a bank. —— OL は日本でしか通じない略語。「〜で働いている」と職場や仕事内容で言うのが自然です。
- ✗ My tension is low today. → ✓ I'm feeling a bit down today. —— 英語の tension は「緊張・張り詰めた空気」のこと。気分の上下は feeling down などで表します。
外出先・買い物での和製英語
- ✗ The viking at the hotel was great. → ✓ The buffet at the hotel was great. —— viking と言うと海賊の話に聞こえます。食べ放題は buffet です。
- ✗ I ordered the morning set at the cafe. → ✓ I ordered the breakfast special. —— モーニングセットは和製英語で、breakfast special のように言います。
- ✗ Let's stop at a gasoline stand. → ✓ Let's stop at a gas station. —— ガソリンスタンドでは通じません。アメリカでは gas station、イギリスでは petrol station です。
- ✗ My father is a safety driver. → ✓ My dad's a safe driver. —— 名詞の safety ではなく形容詞の safe を使います。safety driver という言い方はありません。
- ✗ Please give me a morning call at seven. → ✓ Could I get a wake-up call at seven? —— ホテルで朝起こしてもらうのは wake-up call。morning call では伝わりません。
- ✗ I bought this jacket at a recycle shop. → ✓ I got it at a thrift store. —— リサイクルショップは和製英語で、中古品店はアメリカでは thrift store、secondhand shop とも言います。
- ✗ This shirt is free size. → ✓ This shirt is one size fits all. —— free size は通じない表現。フリーサイズは one size fits all と言います。
- ✗ I'm looking for a one-piece for summer. → ✓ I'm looking for a summer dress. —— 英語で one-piece と言うと水着(one-piece swimsuit)を連想させます。服のワンピースは dress です。
- ✗ This suit is order made. → ✓ This suit is custom-made. —— オーダーメイドは和製英語で、英語では custom-made や tailor-made と言います。
口が覚えるまで
読んでいる今は「知ってた」と思う例も多いはずです。それでも明日レジで口から出るのは recycle shop のほう——和製英語は知識の問題ではなく、反射の問題だからです。口のクセは、口でしか直せません。
直し方はシンプルです。この一覧で心当たりのあった文を、✓ の版で声に出して3回読む。そのあと同じ単語を使って、自分のことを一文話してみる。この一往復だけで、「知っている」が「言える」に変わっていきます。
ふだんの英会話で、こうした言い間違いをその場で直してくれる相手はなかなかいません。ミラーセイはそのためのアプリです。あなたが一文話すと、ネイティブの言い方を鏡のように映して違いを示し、そのまま声に出す練習まで進めます。この記事の21例も、もとはそうした練習の中で直された文です。
単語ではなく「直訳」で不自然になるパターンは、こちらにまとめました:「直訳英語15選:文法は合ってるのに不自然な言い方」。声に出す練習そのものを習慣にしたい方は「シャドーイングの独学のやり方」へどうぞ。
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