和製英語と違って、この記事に出てくるのは全部「本物の英語」です。単語は辞書に載っているし、文法もほぼ合っています。それでもネイティブが聞くと、一瞬で「日本語から訳したな」とわかります。頭の中の日本語をそのまま英語に置き換える——直訳英語の不自然さは、そこから生まれます。
ミラーセイのユーザーの練習記録から、特に出現頻度の高い15例を選びました。形式は「✗ 直訳の言い方 → ✓ ネイティブの言い方」に理由を一言。心当たりのあった文は、✓ の版をその場で声に出して3回読んでみてください。
動詞の選び方でバレる直訳
- ✗ I played with my friends yesterday. → ✓ I hung out with my friends yesterday. —— 大人が「友達と遊んだ」に play を使うと、子どもの遊びに聞こえます。hang out が自然です。
- ✗ Can you borrow me a pen? → ✓ Can you lend me a pen? —— borrow は自分が「借りる」側の動詞。相手に貸してほしいときは lend です。
- ✗ He said me that he was tired. → ✓ He told me he was tired. —— say は人を目的語に取れません。「私に言った」は told me です。
- ✗ I forgot my umbrella in the train. → ✓ I left my umbrella on the train. —— 「置き忘れた」は forget ではなく leave で表します。電車の中は in ではなく on the train です。
- ✗ Can you eat sushi? → ✓ Do you like sushi? —— Can you eat は「食べる能力があるか」という質問に聞こえます。好みを聞くなら Do you like です。
日本語の発想がそのまま出る直訳
- ✗ How do you think about my idea? → ✓ What do you think about my idea? —— 日本語の「どう思う?」につられがちですが、意見を聞くときは What を使います。
- ✗ Until now, I have been working at this company for ten years. → ✓ I've been at this company for ten years now. —— 今も続いている話に until now を付けると「今で終わり」に聞こえます。now だけで十分です。
- ✗ I have ever been to Hawaii. → ✓ I've been to Hawaii before. —— 「今までに」のつもりでも、ever は肯定文では使えません。「行ったことがある」は before を添えます。
- ✗ Almost Japanese people eat rice every day. → ✓ Most Japanese people eat rice every day. —— almost は副詞なので、名詞に直接は付けられません。「ほとんどの人」は most です。
- ✗ Sorry, your voice is far. → ✓ I can't hear you very well. —— 「声が遠い」は日本語の言い回しの直訳で、通じません。聞こえづらいときは can't hear you well です。
形容詞・前置詞の落とし穴
- ✗ I have nothing to do. I am boring. → ✓ I'm so bored right now. —— boring は「(人を)退屈させる」側。I am boring だと「私はつまらない人間です」の意味になります。
- ✗ I was so exciting at the concert! → ✓ I was so excited at the concert! —— 自分の気持ちは -ed 形で表します。exciting だと「私は刺激的な人間だ」になってしまいます。
- ✗ The price of this bag is expensive. → ✓ This bag is really expensive. —— expensive なのはモノ自体です。price を主語にするなら high を使います。
- ✗ My house is near from the station. → ✓ My place is close to the station. —— 「〜から近い」の「から」につられた形。near from とは言えず、close to が自然です。
- ✗ I came here by walk. → ✓ I just walked here. —— by bus・by train のノリで by walk とは言えません。歩いてきたなら動詞の walk で言い切ります。
口が覚えるまで
この15例は、読めば全部「理屈はわかる」ものばかりです。それでも会話の本番で口から出るのは How do you think のほう——直訳のクセは知識ではなく反射の層にあるので、目で読むだけでは直りません。口のクセは、口で上書きするしかありません。
やり方は一覧の読み方と同じです。心当たりのあった文の ✓ 版を声に出して3回、そのあと同じ型で自分のことを一文。たとえば hung out なら、昨日の自分の予定で I hung out with... と言ってみる。ここまでやって、はじめて次の会話で出てくるようになります。
自分の英語のどこが直訳っぽいのか、一人では気づきにくいものです。ミラーセイを使うと、あなたが話した一文に対してネイティブの言い方が鏡のように映るので、「どこが違うか」を毎回その場で確認して、そのまま声に出して練習できます。この記事の15例も、そうした練習記録から生まれました。
単語そのものが通じないパターンは「通じない和製英語一覧」に、声に出す練習の組み立て方は「シャドーイングの独学のやり方」にまとめています。
*ミラーセイ(MirrorSay)は、無料のAI英語スピーキング練習アプリです。あなたが一文話すと、ネイティブの言い方を鏡のように映し、そのまま声に出す練習まで導きます。登録不要・オフラインでも使えて、あなたの音声は端末の外に出ません。*
