二人とも同じ完成答案を見ている質疑応答では、聞かなくても先へ進めます。情報ギャップ活動は、それぞれ別の情報を持ち、質問・聞き返し・確認をして初めて課題が終わるように設計します。
文型の練習から一歩進み、相手との理解の差を埋めるために英語を使います。
二つの時刻表で試す
映画の案内を二つ用意します。Aの表は開始時刻と場所だけ、Bの表は料金と上映時間だけ残し、相手の表は見せません。
- A:
What time does the evening show start? - B:
It starts at seven forty. What does the ticket price include? - A:
Did you say seven fourteen or seven forty? - B:
Seven forty. Four zero.
表を埋めた後、予算と都合の合う回を二人で決めます。地図、買い物リスト、授業案内でも構いませんが、お互いに欠けた情報が必要です。
正しい質問より伝わったかを見る
一回目は細かい訂正で途中を止めず、最後まで行います。後で答えを比べ、数字の聞き違い、対象の説明不足、確認漏れのどこで誤解が生じたかを一つ見つけます。
二回目は資料を交換し、満席や予算減など条件を一つ加えます。前の台本を再現せず、もう一度交渉します。必要なときに Do you mean...?、Could you repeat that?、So we've agreed that... を使います。
一人ではどこまでできるか
実際の二つの交通案内や商品ページを使って、一方を勧める理由を説明したり、最終的な予定を要約したりできます。ただし、予想外の相手の問いは完全には再現できません。
うまく言えない説明はミラーセイで自然な表現を確認し、聞いてから元の課題に戻ります。細部を逃したときには聞き返し方、答えを広げたいときには追加質問を組み合わせます。
情報ギャップになっていない例
- 同じ答案を見たまま交互に読む。
- 一人だけが質問し、もう一人は情報を引き出す必要がない。
- 空欄を埋めるだけで、決定や確認がない。
相手を困らせるための難問にせず、短い資料と扱える語彙にします。目的は「話すこと」自体ではなく、必要な情報を共有できることです。
参考文献
- British Council. *Information Gap*. TeachingEnglish. レッスン案
- Pica, T. (1994). Research on Negotiation: What Does It Reveal About Second-Language Learning Conditions, Processes, and Outcomes? *Language Learning*, 44(3), 493–527. DOI
*ミラーセイ(MirrorSay)は無料のAI英会話練習アプリ。言いたいことを話すと自然な英語を表示し、音声でリピート練習できます。登録不要、音声は可能な限り端末内で処理します。*
