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英語学習コラム · 公開日 2026-09-29

英語の数字の読み方:値段・西暦・電話番号・階数と、あの「万」の壁

英語の数字は変わった落とし穴です。難しくはないのに、理屈が通らない。

日本語の数字の読み方はひとつしかありません。値をそのまま読む、それだけです。302 は部屋番号でも値段でも「さんまるに」か「さんびゃくに」です。英語はそうではありません。その数字が何を表しているかで、読み方そのものが変わります。302 は部屋番号なら three oh two、値段なら three hundred and two、西暦ならそもそもこの区切り方をしません。

つまり推理では当てられません。場面ごとに覚えるしかない。よく使う順に9つ並べます。

1. 電話番号:1桁ずつ、0は「oh」

2. 値段:2つの塊で読む。point は使わない

point は数学の小数のためだけの言葉です(3.14 → three point one four)。お金では絶対に使いません。一行で終わるルールなのに、ほぼ全員が最初に間違えます。

3. 西暦:2桁ずつに割る

4. 部屋番号・番地・便名:これも割る

法則は4桁を2桁ずつに割り、中の0は oh。

5. 階数:間違えると別の階に行く違い

つまりロンドンで "I'm on the first floor" と言うと、相手は1つ上の階に行きます。イギリス式の建物では、日本語の「1階」は ground floor です。エレベーターのボタンも G か 0 がその階です。

6. 大きい数字:「万」の壁

日本語話者にとって英語の数字でいちばん直しにくいのがここで、しかも語彙力とは無関係です。区切り方そのものがぶつかっているだけなので。

英語に「万」にあたる単語は存在しません。その場で変換するしかありません。

近道はコンマです。コンマは英語の区切り位置そのものを示しています:1,500,000。右から数えて1つ目のコンマが thousand、2つ目が million、3つ目が billion。桁を数えるのではなく、コンマを読んでください。

7. 時刻:2通りあって、どちらでもいい

日常会話では seven forty-five のようにそのまま読む形がいちばん多く、間違いになりません。quarter to / past は聞いて分かれば十分です。

8. 日付:アメリカとイギリスで順番が逆

9. 小数・パーセント・分数

おまけ:thirteen と thirty の聞き分け

数字の話の中で、聞き間違いが実害になる唯一の場所です。13と30、14と40、15と50は、会話の速度では簡単に混ざります。

違いは母音ではなく、強勢の位置です。

自分が言うときに強勢を正しく置けば、聞き間違えられません。そして自分が聞き取れなかったときには、万能の確認があります。

Sorry — one-five, or five-oh?(15ですか、50ですか)

レジでも電話でもレストランでも使えますし、ネイティブ同士も普通にこう確認します。聞き返すのは英語力が低い証拠ではありません。

練習のしかた

数字には独特の failure mode があります。読めば完全に分かるのに、口を開くと完全に出てこない。理解ではなく反射が要るからです。カウンターの前で「万」を換算する2秒は、誰もくれません。

だから声に出すこと、そして自分の数字で練習すること。自分の電話番号、部屋番号、生年月日、これから聞こうとしている金額。それぞれ3回ずつ、詰まらずに出るまで。

MirrorSay(ミラーセイ) はそれを1動作にします。自分の文を言う(「1204号室です」「5万円くらいです」)→ ネイティブの言い方が出て読み上げられる → シャドーイング → 自分と手本のリズムが単語ごとに比較される。強勢が thir-TEEN に落ちたか THIR-ty に落ちたかが、推測ではなく画面で分かります。

関連:英語が聞き取れない本当の理由 は同じ問題のもう半分——速さの中で数字が「聞こえない」理由を扱っています。


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