英文の最初は言えても、後半で声が小さくなったり文末を急いだりするなら、語彙だけの問題ではないかもしれません。バックチェイニングは文末の短いまとまりから始め、前の部分を少しずつ足して全文を話す方法です。
発音と流れを部分的に整える練習です。全文を音読できるようになったら終わりではなく、その後で内容を変えて自分の発話に戻します。
一つの依頼文で後ろから組み立てる
Could you send me the details before the meeting starts? を例にします。最初に全文を聞き、意味を確認してから切ります。
before the meeting startsthe details before the meeting startssend me the details before the meeting startsCould you send me the details before the meeting starts?
starts / the / meeting のように単語を逆順に読むのではありません。意味と音声のまとまりを保ち、強勢のある語を明確にして、依頼のイントネーションで話します。
後ろから始める利点と限界
前から繰り返すと、得意な冒頭ばかり回数が増えます。後ろのまとまりを先に練習すれば、新しい部分を足した後、慣れた結末へ戻れます。文末の音や意味の切れ目を保持しやすくなる考え方です。
ただし、どんな文でも後ろからが最適と証明されているわけではありません。短い文なら全体をリピートする方が簡単です。通常の音読と比べ、詰まっていた場所が改善したかで選びます。
日本語話者は starts などの末尾に日本語の母音を足さないか、meeting の子音連結を一つずつ分けすぎていないかを確認します。母語のモーラに全部を合わせる必要はありませんが、語彙を聞き取れないほど弱くする必要もありません。
意義のある単位で切る
When you have a minute / could you help me / check this paragraph? なら、最後の check this paragraph から始めて、依頼、前置きを順に足します。語数で機械的に切る必要はありません。
各部分が言えたら、無理な間を消して一つの伝達にします。最後に tomorrow's meeting など情報を変えて、覚えた一つの音声を再生していないかを試します。
10分の流れ
2分で全文を理解し強勢を確認、3分で後ろから構築、3分でテキストを隠して二つの場面に変える、最後の2分で録音を一か所だけ聞き比べます。
表現自体を整えたいときは、言いたいことをミラーセイに話し、自然な英文を聞いてから短くバックチェイニングします。全文を言えた後は意味のまとまりと強勢やリンキングと弱化へつなげます。
参考文献
- British Council. *Backchaining*. TeachingEnglish. 教授法の解説
- Celce-Murcia, M., Brinton, D. M., & Goodwin, J. M. (2010). *Teaching Pronunciation: A Course Book and Reference Guide* (2nd ed.). Cambridge University Press. 図書館書誌検索
*ミラーセイ(MirrorSay)は無料のAI英会話練習アプリ。言いたいことを話すと自然な英語を表示し、音声でリピート練習できます。登録不要、音声は可能な限り端末内で処理します。*
